2014年4月3日木曜日

XPが終わるって? あたしはXPマシンを使っていたいのよ!

2014年4月9日、「ウィンドウズXP」のサポートが終了します。

XPが終わるわけじゃなくて、サポートが終わるんです、ハイ・・・

だから何よ! そんなこと言ったって!

そりゃ買い替えができればベストでしょうが、
消費税で家計圧迫の中、そんなにホイホイ買い替えできません。

今回は、性能的にはまだ使える貴方のXPマシンを使い続けるには、
どうしたらいいのか? について考えます。




画像はMicrosoftの公式HPから引用



インターネットの歩き方とリスク


XPのサポートが終わる、ということで、パソコンを売りたい側の人たちは、
「ウイルス感染のリスクが増えるから、買い換えなきゃダメです。」
みたいなことを言っていますね。

たしかに、インターネットを利用することの利便性の裏で、
個人情報が盗まれたり、パソコンウイルスに感染したりするリスクが潜んでいます。

しかしながら、無防備で歩くと危ないのは一般社会も同じで、
ネットの世界がことさらにリスクが高いわけではありません。
新しい世界なので、防備感覚の浅い人が多いだけです。

ネット世界も一般社会と同じように、危なそうな場所に近づかなければ、
大いにリスクを減らすことができます。

どんなに強固な鎧を着ていても、罠のありそうな裏通りを歩けば、
ボコボコにやられますし、見えるように財布を出し入れしていれば、
かすめ取られてしまいます。 それはネットでも同じです。

ここは危ない、ここは歩いても安全、という感覚を持つことが、
何よりも重要です。


知らない人に鍵を預けたり、お金を渡したりしないように、
ネットでも最低限の対応常識があります。 

個人的には、パソコンの買い替えよりも、自分からリスクを避けて歩くことを、
まず優先して実践するべきだと考えています。


リスクの高い裏通りはどこか?


リスクに近づかないために、まずは、リスクの高い行動や場所を考えましょう。

  • 自分のパソコンを複数の人が使っている
  •   たとえ家族でも、どんなサイトへ行って、何を拾ってくるかわかりません。
      リスク意識の違う人が使う、という事自体が危ないです。

  • メールソフトでプレビューしたり、HTML表示をしている
  •   初期設定でプレビューやHTML表示が有効になっていることが多いです。
      ウイルス付きの添付ファイルが自動実行され、感染の原因になります。
      メールソフトはテキスト表示にしておきましょう。
      組み込みのメールソフトより、Webメールでメールを閲覧する方が安全です。

  • 公共のPCや他人のPCでメールの閲覧や買い物をしている
  •   ID,パスワードやクレジットカードの情報を残している可能性が高いです。
      残した情報はどのように横流れするかわかりません。

  • USBメモリーを公共のPCや他人のPCに挿して使っている
  •   USBメモリーを介してウイルスに感染する場合があります。
      貴方の友人のリスク理解度は貴方より高いですか?
      クリーンなPCであるとの確信がない場合は避けておきましょう。

  • 海外のエロサイトを閲覧してる
  •   クリックしただけで感染、なんて悪質なサイトもあります。
      無料とか無修正とか、おいしそうな餌に食いつかないように。
      危険な街は、歩き方を覚えてから行きましょう。

  • 公共のWiFi(WiFiスポット) でネットに接続している
  •   同じ無線LANのユーザが、貴方のPCの内部に無断で
      アクセスする可能性があります。

いかがですか? 心当たりありませんか?
以上のようなハイリスク行動を、改めるのがまず第一。

免疫度の下がったPCでそういう行動を取れば、
さらにリスクが増大するのは、言わずもがな、
 です。


リスクの低い使い方


WindowsXPをこれからもしばらく安心して使うには、
以下の様な手を打っておきましょう。

  • 最新の修正プログラムにしておく
  •   サポート期限の4月9日におそらく最後の修正プログラムが配布されます。
      アンチウイルスの更新はまだしばらく続くと思われます。
      世間にはWindowsの更新をちゃんとやってない方も多いのです。
      修正プログラムを最新にしておくのは「基本のき」です。

  • XP機はサブマシンにする
  •   今や、ご家庭でもPCは複数台ある時代です。 
      XPはメイン機にはしないようにしましょう。
      サブマシンなら、リスクの低い作業に回せます。
      家のPCが全部XPだったら、さすがに1台新しいのを入れましょう。

  • 可能ならネットを切り離す
  •   スタンドアローンといいます。
      LANや無線LANを普段は切ってしいます。
      昔のマシンでしか動かないソフト、とか読めない資料とかあるものです。
      意識的に一時ネットに接続するのはOKです。 常時はやめるということです。
     
  • 別のOSをインストールする
  •   WindowsXPにおさらばする、という話ですが、今回は省略します。
      


まとめ


  • ご家庭のXPマシンを捨てない方法を考えてみました。
  •   ご家庭用とは、ヘビーでない用途という意味です。
  • ご家庭の場合、XPというOSののセキュリティーリスクより
      ネット社会の歩き方のリスクのほうがまだ高いと考えます。
  • 資源を大切にする方は、リスクの低いPCの使い方を学びましょう。
  • お金のある方は、さっさと買い替えて、景気に貢献を。


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